音楽制作・編曲コース

「音楽が好き。でもどう始めたらいいかわからない…」
楽器未経験・パソコン未経験。
そんなあなたにこそ、ウィル事業所の音楽制作・編曲コースはピッタリです。
音楽講師も福祉スタッフも、あなたの「挑戦したい」という気持ちを全力で応援します。

4つの特徴

ウィル事業所の音楽制作・編曲コースの特徴

福祉有資格者の音楽講師が常駐！

ウィル事業所の音楽制作コースでは、福祉の専門知識と音楽経験を兼ね備えた講師が常駐しています。
音楽を学びながら、自分のペースを大切にできる環境づくりを徹底。
「集中が続かない」「今日は少し気分が落ちている」――そんな日でも、無理なく学べるよう丁寧にサポートします。
また、講師陣は作曲や演奏など、さまざまな音楽活動を通じて身につけた知識と経験をもとにレクチャーしています。音楽の専門スキルと福祉支援の視点の両方から、あなたの成長を支えます！

楽器未経験でも大丈夫！

「楽譜が読めない」「楽器を持っていない」――そんな方でも問題ありません！ウィル事業所の音楽制作・編曲コースでは、パソコンを使った音楽制作（DTM）を中心に学びます。
マウス操作で音を並べたり、メロディを打ち込んだりすることで、誰でも手軽にオリジナル曲を作ることができます。パソコン初心者の方には、電源の入れ方・ファイル保存などの基本操作から丁寧にサポート。DAWソフト（Cubaseなど）の使い方も一人ひとりのレベルに合わせて指導します。

希望者は、SST（ソーシャルスキルトレーニング）の一環として楽器レッスンも受講可能です。
※DTM…Desktop Music（デスクトップ・ミュージック）」の略で、パソコンを使って楽曲制作や編集を行うこと
※DAW…「Digital Audio Workstation」（デジタル・オーディオ・ワークステーション）の略で、コンピューター上で作曲・編曲・録音・マスタリングを行うためのソフトウェアを指します。
ウィル事業所では、備品のCubaseをメインにしていますがMac Bookのお持ち込みでLogic Proのレクチャーも可能です。

必要な機材は事業所に
全て揃っています！

「DTMを始めたいけど、機材をそろえるのはちょっと不安…」
そんな心配はいりません。ウィル事業所では、音楽制作に必要な機材をすべて完備！
ノートパソコン・DAWソフト（Cubase）・MIDIキーボード・オーディオインターフェース・ヘッドフォンまで、全て事業所でご利用いただけますので気軽に音楽の世界へ飛び込めます。

ウィル事業所の機材の一例

DAWソフト：Cubase Pro
オーディオインターフェース：M-AUDIO AudioBox GO
MIDIキーボード：M-AUDIO Keystation Mini 32 Ⅲ
ヘッドフォン：AKG K240 Studio

※貸出状況により一部異なる機材をご案内する場合がございます。

在宅支援が充実！

「通うのが難しい」――そんな方も安心です。
ウィル事業所では、在宅での音楽制作支援も充実。
ノートパソコン・ポケットWi-Fi・DTM機材一式を無償で貸出いたします。
オンラインでの打ち合わせやチャット相談も可能なので、どこにいてもスタッフとつながりながら学習を続けられます。
あなたのペースで音楽を楽しみながら、将来のスキルを磨いていきましょう。
※ご自身が在宅支援の対象かご不明な場合はお気軽にご相談ください。

ご利用料金について

ウィルは就労継続支援B型事業所なのでほとんどの方が無料または低額でご利用いただけます。
下記の通り世帯年収に応じた負担上限金額がございます。

区分	対象となる世帯	月額負担上限額
生活保護受給世帯	生活保護を受給している世帯	0円
市町村民税非課税世帯	世帯の年間収入が概ね300万以下の世帯	0円
市町村民税課税世帯(一般①)	世帯の年間収入が概ね600万以下の世帯	9,300円
上記以外(一般②)	世帯の年間収入が概ね600万を超える世帯	37,200円

※世帯収入や自治体により異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

音楽講師のご紹介

元サポートミュージシャン・アーティストへの楽曲提供者・現役ミュージシャン(特別講師)が在籍。
音楽制作が初めての方でも、楽しく学べるよう個々のレベルに合わせた個別カリキュラムを講師が作成いたします。

略歴

10歳でギターを始める。
高校では高校軽音楽大会で準グランプリを受賞。
音楽専門学校では本格的に演奏・作曲・レコーディングを学び、卒業後はサポートミュージシャンとしてライブや制作の現場に参加。
現在はその経験をもとに、DTMを通じて「音を作る楽しさ」と「自分の音を形にする感動」を伝えるレッスンを行っています！

こんにちは！DTM講師の石山です。
サポートミュージシャンとして培ったライブ・制作現場での経験を活かし、仲間と共に楽しく音楽制作や楽器練習を続けられる環境をサポート。安心して取り組めるよう、丁寧にフォローします。

石山さんの作品

略歴

高校の部活動でクラシックギターを始める。
大学ではギター部に所属し、エレキギターやベースにも取り組む。
大学卒業後は神戸電子専門学校サウンドクリエイト学部で作編曲や音響を学び、恩師の影響でアイリッシュ音楽を演奏するようになる。
現在はアイリッシュ音楽を中心に、ゲーム音楽も演奏するバンドで活動。
また、J-POPやゲーム音楽をソロギターに編曲し、YouTubeで演奏動画を公開する等ネットでも精力的に活動中。

これまでにアーティストへの楽曲提供やCDの制作・販売、ギター教室の運営、楽器店での勤務など音楽に関わるさまざまな経験を積んできました。
その経験を活かし、ウィル事業所で音楽を通したサポートに携わっています。利用者さんに「自分らしさを見つけるきっかけ」を音楽の中に見つけてもらえたらと思います。

内ケ島さんの作品

略歴

17歳で友人の影響によりギターをエレキギターを始める。
大阪芸術大学演奏学科に入学し様々なROCK/FUNK/JAZZ/BLUESなど様々なジャンルを学び学内外で演奏活動に励む。
卒業後、楽器店でのDTM/デジタルフロアで勤務しギター以外の楽器の知識も深める。
現在はバンド「赤いアフロ」のギターとして精力的に活動中。

音楽の上達の近道は「心から楽しむこと」だと思います。
それをモットーにご利用者様が音楽に向き合える環境を整えられるようサポートして参ります。
音源製作はもちろん、リリースやグッズ製作、機材の知識でもお力になれると思います。お気軽にやってみたいことをご相談ください！

勝山さんの作品

学習の流れ

ウィル事業所で行う音楽制作学習の流れです。
※下記は一例です。実際にはご利用者様合わせた個別のカリキュラムになります。

音楽ソフトの使い方

まずは音楽制作の土台となるソフト（DAW）の基本操作から始めます。ウィル事業所では主に Cubase を使用し、音の入力方法・トラックの作り方・再生や録音など、DTMの基本をゆっくり丁寧に学んでいきます。パソコン操作に不安がある方も安心してください。電源の入れ方やファイルの保存方法など、基礎からスタッフがマンツーマンでサポートします。最初の一歩で「音が出た！」という体験が、学びの大きなモチベーションになります。

基礎音楽理論

次に、音楽制作に欠かせない基本的な理論を学びます。メロディ・コード進行・リズムの成り立ちなど、実際の制作に活かせる形で理解していきます。「難しい理論の勉強」というよりは、聴いて・試して・体で覚える実践型の内容です。たとえば、「明るい曲」「切ない曲」など、感情を音で表現するためにどんなコードを使うか――そんな身近なテーマから学びます。

サンプリング音源の利用

既存の音素材を活用して、自分だけのサウンドを作り出す工程です。ドラム・ベース・シンセなど、DAWに内蔵されたサウンドを組み合わせたり、音源の一部を切り出して新しいリズムやメロディを生み出したりします。ここでは、自分の好みの音を探す感覚が養われます。同じ素材でも使い方次第でまったく違う曲になる――そんな音楽の奥深さを感じることができます。

ミキシング学習

レコーディングした複数の音を整えて、ひとつの完成した楽曲にまとめていくステップです。音量のバランス調整、エフェクト（リバーブ・イコライザーなど）の使い方を学びながら、「聴きやすい音」「広がりのある音」等を作っていきます。最初は「音がごちゃごちゃして聞こえる」状態でも大丈夫！丁寧に調整を重ねることで、徐々に“プロっぽい仕上がり”に近づく感覚を体験できます。

既存曲のコピー

有名アーティストの楽曲を再現してみることで、音の構成やリズム、コード進行などを実践的に学びます。コピーを通してDAWの使い方にも自然に慣れ、作曲のヒントがたくさん見つかります。「好きな曲を自分の手で再現できた！」という達成感は、音楽制作を続ける大きなモチベーションに。また、コピー曲を通して音の聴き分け力も身につきます。

オリジナル楽曲の制作

これまで学んだ技術と感性を活かして、自分だけのオリジナル曲を制作します。メロディづくり、編曲、歌詞づくり、ジャケットデザインなど、自由な発想で作品を仕上げていきます。制作した楽曲は、発表会やオンライン配信などで発表することも可能。自分の作品を誰かに聴いてもらう喜びを感じられるの魅力です。スタッフが完成まで丁寧に伴走し、希望があれば配信手続きや音源リリースのサポートも行います。