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「なんで自分の曲はプロっぽく聞こえないの?」そんなあなたへ

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DTMを始めてから、曲を完成させる喜びを何度も味わってきたと思います。でも、ふと他人の作品と聴き比べたとき、こんな疑問が浮かんできませんか?

「自分の曲、悪くないはずなのに、なんだかチープに聞こえる…」

私も、まったく同じ悩みを抱えていました。コードも理論も学んだし、EQやコンプレッサーも使ってる。それでも「プロっぽさ」が出ない。
この壁、本当に厚いんですよね。

この記事では、そんな「音の壁」にぶつかっているあなたのために、プロが実践しているDTMテクニックを丁寧に、そして実践的に解説していきます。


「プロっぽさ」の正体って、実は“音の階層構造”だった?

「プロっぽい音」って、一体なんでしょうか?派手なシンセ?有名なプラグイン?もちろん、それらも要素の一つですが、もっと根本的なポイントがあります。

実は“レイヤー構造”が音の厚みを決めている

プロの楽曲とアマチュアの楽曲を分ける決定的な差、それは「音の重なり方の巧妙さ」です。単純に「音を重ねる」ではなく、意図的に役割を持たせた音の層を作るのです。

体験談:1音1役で組んでいた私の失敗

私が初心者の頃、ドラムもベースもシンセも「1トラック1役」で完結させていました。でもそれだと、音がスカスカになりがち。あるとき、プロのプロジェクトファイルを見せてもらったら、キックだけで3〜4トラックに分かれていて驚いたんです。

たとえば:

  • アタック用キック
  • ボディ(低域)用キック
  • ルーム感のあるリバーブキック

こうやって“役割分担”を意識することで、同じキックでも立体感と迫力が全然違う。これは本当に目から鱗でした。


「ミックスの正解」がわからないあなたへ:5つのプロの定番テクニック

「ミックスは感覚」なんて言われると、途端に不安になりますよね。でもプロたちは、いくつかの共通するルールを実践しています。ここでは特に重要な5つをご紹介します。

① 音の居場所を決める“EQのマスキング回避”

各楽器が同じ帯域を主張していると、混ざり合ってモコモコした音になります。これを防ぐのが「マスキング回避」。

  • キック:50〜100Hz
  • ベース:100〜250Hz
  • スネア:200〜500Hz
  • ボーカル:500Hz〜3kHz
  • シンセパッド:1kHz〜6kHz
  • ハイハット:6kHz〜10kHz

あくまで目安ですが、各パートに“音域の居場所”を割り振ることで、音がぶつかるのを防げます。

② 音を前に出す“中域の丁寧な処理”

プロの楽曲は、音が前に「出て」聞こえますよね。これは中域(500Hz〜3kHz)の処理が丁寧だから。ここが情報量の多いゾーンなので、ここの整理が仕上がりを大きく左右します。

③ ステレオイメージの「中央と外側」のバランス

パンニングも、プロの楽曲では戦略的に使われています。

  • キック、ベース、ボーカルはセンター
  • ギターやシンセは左右に配置
  • コーラスやパッドは広くステレオ展開

このバランスで、中央が太く、外側が広がるような、リッチなサウンドが実現します。

④ 音をなじませる“コンプレッサーの役割分担”

初心者の頃の私がやってしまっていたのは「全部にコンプをかける」こと。結果、音が潰れてノッペリに。でも、プロは目的別に使い分けています。

  • パンチを出す:アタック強調用コンプ
  • 音をまとめる:グルーコンプ(バストラック)
  • 小さい音を持ち上げる:リミッター的使い方

それぞれの目的を意識するだけで、音が生き生きし始めます。

⑤ あえて“隙間”を作る勇気

「埋めるよりも、引く」ことでグルーヴが生まれます。たとえばシンセを1拍休ませるだけで、リズム隊がグッと立ち上がることも。引き算の美学は、プロの世界ではとても大切な視点です。


「耳が育つと曲が変わる」:リファレンス活用術

正直な話、音を良くする一番の近道は、良い音を聴き続けることです。

私が実践してきた「耳育て」習慣

  • モニター環境を整える:ヘッドホンやスピーカーを1つでいいから信頼できるものにする
  • リファレンス曲を決める:目指す方向性の代表曲を5曲ピックアップ
  • 耳コピーをする:1小節ずつ止めて、音の配置やパン、EQ処理を分析する

これを日々続けていくうちに、自分の音にも「なんか違う」がわかるようになってきます。


プロでも迷う「仕上げ」の判断:マスタリングの落とし穴

ミックスが終わって、最後の仕上げ。ここで多くの人がつまづきます。私も「マスタリングすれば全部良くなる」と思っていた時期がありました。でも実は――

マスタリングで“魔法”は起きない

マスタリングはあくまで「微調整」。基本のミックスが整っていないと、ここでどんなに頑張ってもごまかしが効きません。逆に、ミックスの完成度が高いと、マスタリングは最低限の処理で済むんです。


【まとめ】今日からできる3つのアクションプラン

最後に、読者のみなさんが今すぐ実践できる3つのステップをまとめました。

  1. リファレンス曲を1つ決めて、耳コピーを始めよう
    → 毎日少しずつ、聴きながら「何が違うか」をメモするだけでOK。
  2. プロジェクトの各音に“役割”を与えよう
    → 1トラック1役ではなく、キックやベースにも階層構造を作る意識で。
  3. マスキングを避けるEQ配置を試してみよう
    → 各パートの帯域を少しずつずらして配置するだけで、音がクリアに。

一緒に「プロっぽさ」を手に入れよう

私たちの音楽は、きっとまだまだ進化できる。プロの技術は遠いようで、意外と一歩一歩積み重ねれば確実に近づけます。

「自分の曲、なんかいい感じになってきたかも」

そんな小さな変化の先に、「聴いてくれる人の心を動かす音」があると私は信じています。今日の1歩が、未来の大きな一歩につながりますように。

一緒に、もっと良い音を目指していきましょう。

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