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「なんか違う…」そのモヤモヤ、ミックスが原因かもしれません

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「何時間もかけて作ったのに、聴き返すとスカスカな感じがする」
「低音が重すぎてボーカルが埋もれてる」
「市販の曲と比べると、なんか素人くさい気がする…」

もしあなたがそんな風に感じたことがあるなら、それは“あなたの感性”が育ってきた証拠です。でも同時に、「何をどう直せばいいか分からない」という壁にぶつかる瞬間でもありますよね。私も、初めて作った曲をミックスしたとき、まさに同じような気持ちになりました。

当時の私は「EQ?コンプ?なんか難しそう…」と、ツールの使い方ばかりに意識を向けていました。でも、ある日あるプロのエンジニアからかけられた一言が、私の音楽を劇的に変えたんです。

「ミックスは“耳”でやるもんだよ。“ツール”でやるんじゃない。」

その言葉にハッとさせられ、そこから私のミックスの世界はまったく別の景色になっていきました。


「音が生きる」ミックスとは? ー 技術よりも“聴き方”が9割

ミックスが上手い人は「聴き方」が違う

あなたがもし、ミックスの勉強をしようとしてYouTubeを開いたり、機材レビューを読んでいるなら、まず少し立ち止まってほしいんです。

本当に大事なのは、“何をどう聴き取るか”。

ミックスで重要なのは、「どの音を主役にするか」そして「他の音がそれをどう支えるか」を聴き分ける力です。たとえば、ボーカルを主役にするなら、キックやベースが邪魔しないように配置しないといけません。

この「音の役割」を聴き分ける耳を鍛えることが、ツールを学ぶより先なんです。

私がやってよかったのは、有名な楽曲を 周波数ごとに意識して聴いてみる こと。
高音域(シンバル・ハイハット)、中音域(ボーカル・ギター)、低音域(ベース・キック)を意識して「この音はどこで鳴ってる?」と考えながら聴くと、今まで聴こえてこなかった音がはっきりしてくるんです。

これができるようになると、あなたのミックスは「ただの音の集合」から「意味ある音の配置」に変わります。


コンプレッサーの使い方、間違っていませんか?

「潰す」のではなく「支える」

ミックス初心者が最もつまずきやすいのが、コンプレッサー。私も最初、「波形を小さくすればいいんでしょ?」くらいの感覚で使っていました。

でも、あるとき「なぜコンプをかけたのに、逆に聴きづらくなったのか」と疑問に思って、一度コンプを外してみたんです。すると、なんと元の方が抜けがいい。

そこで気づいたのは、「コンプレッサーは音を潰すためじゃない。必要な“芯”を残して、ノイズだけを抑えるためのもの」だったということ。

たとえば、ボーカルにコンプをかけるときは、言葉の強さやニュアンスを殺さないように調整する必要があります。そのために、アタックタイムとリリースタイムを“演奏のリズム”に合わせることが大切。

✔ コンプで大切なのは数値ではなく「曲との対話」なんです。


EQで「削る」だけじゃもったいない!“空間を作る”発想

EQは彫刻刀。音を削るのではなく、輪郭を出す

EQ(イコライザー)もまた、使い方ひとつで音の印象がまったく変わるツールです。

初心者のうちは「不要な周波数をカットしよう」と考えがちですが、実はそれだけでは不十分。
本当にプロっぽいミックスにするためには、“削る”だけでなく、“空間を作る”という視点が必要なんです。

たとえば、ボーカルの存在感を出すには、3kHz前後をほんの少し持ち上げると、「前に出てくる」ようになります。でもその分、ギターのその帯域はほんの少し下げてあげる。これがいわゆる“マスキングの解消”です。

これはまるで、絵画で「光と影のバランスを取る」ようなもの。全部の音を派手にしたら、逆に何が主役かわからなくなります。

EQは削るだけじゃない、「聴かせたい音に“居場所”を作ってあげる」ことが本当の役割なんです。


最後に…「音楽はミックスで完成する」の意味をもう一度

あなたが今まで作ってきた曲、それは間違いなくあなたの感性と努力の結晶です。

でも、「思ったように聴こえない」と感じていたのなら、それはあなたの“音の意図”が、まだうまく伝わっていないだけかもしれません。
それを伝えるための最も大切な工程が、ミックスなんです。

音楽制作において、作曲やアレンジは“言葉を選ぶ工程”。
そして、ミックスは“その言葉を、ちゃんと伝わるように届ける工程”です。

あなたの音楽には、必ず「伝えたい何か」があるはず。
その想いがしっかり届くように、これからは 「耳でミックスする」 ことを意識してみてください。


🎧 今日からできる!ミックス上達のための3ステップアクション

  1. プロの曲を周波数帯域ごとに聴いてみる
    → どの音がどこに配置されているかを意識しよう
  2. 自分のミックスを一度ゼロに戻してみる
    → 何も処理をせず、純粋な音で聴き比べてみよう
  3. EQとコンプは「目的」を明確にして使う
    → 「なぜこれをかけるのか?」を言語化してみる

あなたの音楽には、まだまだ無限の可能性があります。
もし今回の記事が、その可能性を引き出す“きっかけ”になれたなら、とても嬉しいです。

これからも一緒に、音楽の旅を続けていきましょうね。

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